(以下『漢字植物園』コンテンツ目次より再掲)
円満字二郎先生の著作『漢字の植物苑』(岩波書店2020)
岩波の『図書』に連載した、「漢字の植物園in広辞苑」を元にまとめたもの。
先生のは『広辞苑』に合わせて、「植物園」でなく「植物苑」というタイトル。
アセビ
学名: Pieris japonica subsp. japonica
科名;ツツジ科
常緑性低木
有毒植物
日本原
英名:Japanese andromeda
※(wikipedia馬酔木、梫木
『万葉集』にはアセビを詠んだ歌が10首ある
磯の上に 生ふるあしびを 手折らめど 見すべき君が ありといはなくに 大伯皇女 (巻2・166番)
『広辞苑』:「春、壺形の花を小白花を総状に垂れる」
アセビを人間が食べたら、どうか。やっぱり中毒にかかる。「馬酔木」でなく「人酔木」でもいいのを、
馬を選んでいるのはなぜか。
馬はそのころまでいななった。
文明の世界からやってきた、時代の最先端を行くモノが、どこにでも生えている木を食べただけでひっくり返ってし有ったという驚きをを見るべきなのかもしれない。
(以上は円満字先生 p16-176から抜き書き)