(以下『漢字植物園』コンテンツ目次より再掲)
円満字二郎先生の著作
『漢字の植物苑』(岩波書店2020)
岩波の『図書』に連載した、「漢字の植物園in広辞苑」を元にまとめたもの。
先生のは『広辞苑』に合わせて、「植物園」でなく「植物苑」というタイトル。
「りんどう」を漢字で書くと「竜胆」
そのままでは「りゅうたん」としか読めない・
(平安時代のころの読み方では「りうたん」
この「り」と「ん」が入れ替わったという)
「竜」は人気のない漢字で、「龍」でないとリュウらしい雰囲気が出ないという評判。
となると「竜胆」も「龍胆」と書きたくなる→旧字に合わせると「龍膽」
この漢字でかわいらしい花を書きあらわすのはちょっと興ざめ
→広辞苑によれば、「根は赤褐色で苦く、漢方生薬の竜胆(りゅうたん)とし、健胃:消炎剤」
薬としてならが、竜の胆なんていかにも効きそう。むずかしい漢字の方がふさわしい。
(以上は円満字先生 p118 ー120から抜き書き)
以上、円満字二郎先生の著作を参照しつつ、漢字植物園コンテンツ作成、季節に合わせ秋の植物、「リンドウ」を見ました。・・
”歳時記よろしく、広辞苑片手につづる”という売り文句に合わせ、秋の植物 (以下各項さらに続く・・・・ )