(以下『漢字植物園』コンテンツ目次より再掲)
円満字二郎先生の著作『漢字の植物苑』(岩波書店2020)
岩波の『図書』に連載した、「漢字の植物園in広辞苑」を元にまとめたもの。
先生のは『広辞苑』に合わせて、「植物園」でなく「植物苑」というタイトル。
漢字での書き表し方で一般に知られているのは、「柊」。
「木へん」に「冬」とは、真冬になっても緑を失わないこの樹木らしい漢字です。
広辞苑には、「疼木」という書き方も掲げてあります。
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「疼ぐ(ひいらぐ)」とは、「ひりひりいたむ。ずきずきする」という意味だとのこと。とすれば、「ひいらぎ」とは、あの葉っぱのとげとげが刺さって「ひいらぐ木」というところからついた名前なのでしょう。
中国語では、もともとは葉っぱを粽(ちまき)を包むのに使う別の樹木を指します。
普通「疼く」というと、「うずく」とよみ、熟語では「疼痛」という五が浮かびますが、ひいらぐとは・・。
(以上は円満字先生 p182ー183から抜き書き)
以上、円満字二郎先生の著作を参照しつつ、漢字植物園コンテンツ作成、季節に合わせし、新年と春の植物、「ヒイラギ」を見ました。・・ (以下各項さらに続く・・・・ )