”シソ科 イブキジャコウソウ属 ”
学名:Thymus spp.
和名:ジャコウソウ 、タイム
原産地 :地中海沿岸
科名 :シソ科
属名 :イブキジャコウソウ属
性状 :常緑低木
タイム common thyme∥
Thymus vulgaris L.
星川 清親(平凡社世界大百科事典)
イブキジャコウソウに類縁のあるシソ科の株だちとなる小低木。
タチジャコウソウ,キダチヒャクリコウ (木立百里香) ともいう。代表的なハーブの一種で,古くからヨーロッパで知られ,とくにフランスなど地中海沿岸地域に多い。日本へは明治になってから渡来した。丈は 30cm足らずで,細い枝に 5 ~ 7mmの小さい葉を密につける。初夏に枝先に淡紅紫色,まれに白色の小花を群がって咲かせ,芳香がある。また若茎や葉も強い芳香をもち,thyme (力) という名前は,香りの強さをあらわすとも,この香りで力が湧くからだともいわれる。生葉をとってそのまま利用するか,あるいは開花期の全草を乾燥して利用する。ソース,シチュー,スープやハム,ソーセージなどに入れて,香りをつける。防腐の効果もあるという。カレーに入れてもよく,肉,魚,貝料理にもよくあう。薬用として鎮咳 (ちんがい) の効がある。ふつう春に種をまくが,挿木でもよくふえる。 3 ~ 5 年目ごとに植えかえると収量が上がる。またロックガーデンなどに観賞用に栽植されることもある。
2006年4月初め、今までのタイムのほかにシルバータイムも植え付け。
※ ゴールデンタイム…葉に黄色の斑
シルバータイム…葉に白い斑
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