(以下『漢字植物園』コンテンツ目次より再掲)
円満字二郎先生の著作『漢字の植物苑』(岩波書店2020)
岩波の『図書』に連載した、「漢字の植物園in広辞苑」を元にまとめたもの。
先生のは『広辞苑』に合わせて、「植物園」でなく「植物苑」というタイトル。
バラ
学名: rosa
科名:バラ科
英名:Rose
※
日本の固有種「ばら」の名は和語で、「いばら」の転訛したものと言われる。漢語「薔薇」の字をあてるのが通常だが、この語はまた音読みで「そうび」「しょうび」とも読む。漢語には「玫瑰」(まいかい)や「月季」(げっき)の異称もある。
ヨーロッパではラテン語の rosa に由来する名で呼ぶ言語が多く、また同じ語が別義として「薔薇色」として「ピンク色」の意味をもつことが多い。wikipedia
パーゴラに誘引されたつる植物「アメリカンピラー」
園芸品種は、厳密な植物学的原則にはあまり言及せずに、様々な方法で分類され、重複しています。
en.wikipedia.org/Garden_roses
【薔薇】
バラを薔薇と書くのは有名。スラスラ書けたら自慢できる難読漢字の代表選手。
広辞苑には説明文の冒頭に「荊棘」とも書く、とる。
中国の文献「荊棘(けいきょく)」―人を傷つける鋭いとげ@「老子」
「薔薇(しょうび)」の登場は5世紀、有名な文人貴族、劉義慶の別荘の話が残る
「薔薇」という漢字は、バラを鑑賞する風習が広まった行く中で登場した。この漢字を生み出したのはバラの花を愛する心だった、といえるかもしれない。
(以上は円満字先生 p42-43から書き抜き引用)
劉 義慶(りゅう ぎけい、元興2年(403年)- 元嘉21年(444年))は、南朝宋の皇族。臨川康王。武帝劉裕の甥にあたる。『世説新語』の撰者として知られる。
wikipedia
→この方のバラ屋敷の話は中国のwikipediaにもない。
クリスマスローズ ( Helleborus niger )
レンテンローズ( Helleborus orientalis、キンポウゲ科)
チャイニーズローズ ( Hibiscus、アオイ科)、ポーセリンローズ( Etlingera elatior、ショウガ科)など、
バラ科とは無関係の他の種にも命名される
世界のバラ園
https://note.com/rosetopi/
①【中国】玫瑰鎮(バラの村/メイクイチン)
②【ブルガリア】バラの谷カザンラク
③【フランス】ジェルブロワ(薔薇の村/Gerberoy)
④【カナダ】スタンレーパークのローズガーデン
⑤【台湾】臺北玫瑰園(台北バラ園/タイペイ メイグゥイユェン/Taipei Rose Garden)
⑥【アメリカ】国際バラ試験園
⑦【ケニア】ナイバシャ周辺のバラ園
関西のバラ園
長居植物園バラ園
東雲公園
https://note.com/rich_auk2268/
バラに関する文化
シンボルとしてのバラ
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