アーティチョーク
学名:Cynara scolymus
英名:Artichoke
和名:チョウセンアザミ(朝鮮薊)
キク科
2005年7月19日
学名 解説:
Cynara(キナラ)=チョウセンアザミ属 。ギリシャ語の「cyno(犬)」に由来する。 花のまわりのとげが、 犬の歯に似ていることから
scolymus = 刺(とげ)の
古代から栽培されてきたキク科の
ハーブで、多くの種類があります。
カールドンという野生の大アザミが
原種といわれ、最初はセロリのように葉柄を食べていましたが、
花も美味しいと気付き、15世紀のイタリアで改良されました。
以後欧米で盛んに育てられています。
・高さは開花期(6月)には1.5mほどになります。名前のとおりアザミ様の花が咲き、種がタンポポの綿毛のようでかわいらしい
・日当たりよく、やや湿った所を好みます。肥料分を好みますので、肥沃な土壌に。
食べ方:
つぼみの時の苞片と花托部分が食用になるため、開花前に採取します。
調理前の下処理として、蕚の先のとげをキッチン鋏で切り取ります
(とげのない種類のものはそのままで大丈夫)。
大きな鍋で40分ほど茹でれば、出来上がり。
アーティチョーク artichoke∥Cynara scolymus L.
平凡社世界大百科事典(
柳 宗民)から要約すると
全形は大型のアザミに似た地中海域原産のキク科の多年草)。
和名はチョウセンアザミ。原種は判然としないが西地中海域原産で,葉柄を食用にした
カルドンC.cardunculus L.(英名cardoon) をさらに改良したものと思われている。
15 世紀にはすでにイタリアで栽培され,
16 世紀以降フランスでつぼみを食用野菜として利用するための優良品種が多く作出されている。
大型の根生する葉は,裏面は白色綿毛を密生,羽状深裂し,初夏から夏へかけて高さ 1.5mぐらいの太い茎を出して,その頂に直径 15cmぐらいの大きい紫色の頭状花を咲かせる。
つぼみの総苞片内の肉質部をゆでて食用とする。
2005年3月22日ハーブ園にて
カールドンCynara cardunculus
花の大きさはアーティチョークよりも小さめで、ガクが尖っています。
⇒カールドンのページ
ウィリアム・モリスのデザインモティーフ⇒唐草
|ハーブ図鑑|アーティチョーク|