Helleborus niger | Helleborus lividus |
ヘレボルス ニゲル ヨーロッパ中南部に分布する 温暖な地方ではクリスマスのころに開花し 、もともとクリスマスローズといえば本種のことを指す。 草丈が低く、花茎の長さは15センチ程度で、 先端に直径6〜8センチの純白の花を2.3輪つける。 葉は根出して、7〜9裂の深い切れ込みがある。 クリスマスローズの仲間では最も早く開花する。 |
ヘレボルス リビダス 地中海のマジョルカ島の限られた地域に分布する。 葉は深く3列し、葉の面面は緑色。 灰色の網目模様があり、裏面は紫米色を帯びて クリスマスローズの仲間では最も美しい葉をもつ。 花は大きく、カップ型の花の内側は淡い緑で、外側はピンクまたは明るい紫を帯びる。暑さにやや弱く、少し作りにくい種類。 |
Helleborus orientalis | Helleborus odorus |
ヘレボルス オリエンタリス ギリシャ、トルコなどが原産。 英名をレンテンローズといい、もっともよく見かけるクリスマスローズ。 葉は鳥の足状に5〜11片に分かれていて、葉柄の長さは40〜50cm。 花茎は葉柄よりも短く、葉の間に花を咲かせる。花の大きさは直径5〜6cmで、 1花茎に3、4輪付ける。 開花時期は2月下旬から4月頃。 |
ヘレボルス オドルス ハンガリー、スロベキア地方が原産で、 落葉広葉樹の林床に生育しやや乾燥した場所を好む。 花は直径3.4センチと小型で、黄ないし緑色。3月ごろに咲き、 開花が進むと緑色が濃くなる。 葉は緑色の掌状複葉で、鋸歯がある。草丈は30センチ程度。 種小名のodorusは「においがある」という意味で、花はほのかに香る。 |
Helleborus foetidus | Helleborus argutifolius |
ヘレボルス フェティダス 別名 木立クリスマスローズ スペインとフランス南部に生育する有茎性の原種。 よく育つと花茎の長さは80センチになる。 細くて切れ込みの深い掌状の葉が特徴。 花は淡い緑色で、鐘型で小振りの花を下向きに多数咲かせる。 種小名foetidusは「悪臭のある」という意味。 |
ヘレボルス アーグティフォリウス 地中海のコルシカ島に自生する茎の長さが60センチにもなる大型の原種。 前年に発生した花茎の先端に15〜30輪の花を房状につける。 花は淡い緑色で、カップ型。花が終わると茎は枯れ、地中から新しい茎が伸びだす。 種小名のargutifoliusは「鋭い」と[葉]という意味で、 葉の縁がトゲ状に尖っていることに由来する。 |