ハーブ図鑑:ラベンダー


2005/06/14 花の文化園ハーブ園にて撮影
ラベンダー lavender
平凡社世界大百科事典( 星川 清親)から要約すると

ヨーロッパの香料作物として有名なシソ科の半木本性植物。
精油を採取するため栽培される植物の基本になったものは
トゥルーラベンダーLavandura angustifolia Mill.(=L.spica L.)
(英名true lavender, common lavender) であるが,
栽培される系統の多くは
ヒロハラベンダーL.latifolia Med.(英名spike lavender) が多少とも交雑した
雑種であると考えられている。

 トゥルーラベンダーは地中海からアルプス地方に原産する多年草で,
草丈は約 1mになり,夏にライラック色の花を長い花梗に
6 〜 10 花ずつ輪状につけ,全体として穂のようになる。
ヒロハラベンダーは,より木質化した茎を有し,
葉は幅が広く,開花時には花茎は多少とも分枝することで区別され,
西部地中海地域に分布する。寒さにもやや弱い。
ラベンダーは日本では文化年間 (1804‐18) に記載があり,
当時すでにヨーロッパから渡来していたと考えられる。
主産地はフランス,イタリア,スペインで,
日本では現在は北海道と長野県で栽培されている。
繁殖は 5 月に挿木し,秋または翌年 4 〜 5 月に定植する。


平凡社世界大百科事典( 荒俣 宏)から要約すると

[語源,民俗]

 ラベンダーの名は,一説には古代ローマ人が浴槽に入れて芳香を楽しんだことから,
ラテン語の lavare (〈洗う〉の意) に由来するといわれる。
その芳香油 (ラベンダー油) は古くから需要の高い商品であり,
干した花でポプリも盛んに作られた。これをたんす (人笥) に入れれば虫よけになるといい,
ここから英語の〈たいせつに保管する to lay (up) in lavender〉との成句も生じた。
この花に毒蛇がすむとして花輪に加えることを嫌うのは,
ローマ時代からの習慣といわれている。
花言葉は〈清潔,新鮮〉〈貞節〉など。

青い花の美しい季節に写真を追加します(*^ー’)b

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